2019年 02月 14日
中高一貫校の開校延期に思う。 |
県教委はこれまで、鶴岡市と庄内町でしか一般向けの説明会は開いていないはず。「あくまでも学校が立地している自治体の問題」だと限定することでトラブルを最小限にしたかったのかも知れません。
しかし、庄内は地続きであり、不可分です。いくら「10年以上議論し、自信を持って示した案」だとしても、充分な説明と対話が無ければ、多くの中学生を鶴岡市に吸い取られる形になる周辺自治体からの反発は避けられないでしょう。
2024年の開校を心待ちにしていた方々(どのくらいいるのだろう?)にとっては残念な結果。それでも、なし崩し的に強行するよりもここで仕切り直して、中高一貫校の庄内における存在意義、適切な立地 etc. しっかりとした議論を経て、庄内全域から祝福されて開校するほうが望ましいと考えます。
▶︎山形新聞
鶴岡市は「子どもたちの選択肢を増やす環境をできるだけ早く整備すべきだ」
酒田市は「それぞれに鶴岡南高、酒田東高という進学高がある鶴岡と酒田のバランスが崩れ、まちづくりにも大きな影響を与える」と主張し、鶴岡南高・鶴岡北高以外を拠点とするよう求めた。
県教育長は「計画公表から1年半(近く)が経過した。この段階では(24年度は)かなり厳しいという認識がある」「10年以上議論し、自信を持って示した案だが、24年度の開校にこだわらず必要なことを進めなければならない」と。
http://yamagata-np.jp/news/201902/13/kj_2019021300231.php
▶︎荘内日報
三川町は「今が設置する絶好の機会と捉えている」
庄内町は「庄内全域での説明や意見交換を開催することを条件に賛成」
▶︎NHK
県教育長は「率直な意見交換をして、中高一貫校の意義を共有できたことはよかったが、今後も関係者に丁寧な説明が必要だと感じた」と。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20190212/6020002981.html

by tanaka-tsuruoka
| 2019-02-14 15:49
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